下腹部のしこり

手術のメリットとデメリット

子宮筋腫の手術治療法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。腹腔
鏡手術では、核出術と子宮全摘術の両方をすることができます。核出術の場
合、開腹手術に比べて傷跡が小さくて、手術後の癒着が少ないというメリッ
トがあります。
子宮や卵管が手術によってダメージを受けにくい治療方法なので、手術後に
妊娠できる確率が高くなります。腹腔鏡手術は小さな穴から器具を入れて遠
隔操作するので、難しい手術です。
医師の高い技術と豊富な経験が求められるので、優秀な医師に手術を選ばな
ければなりません。また特別な装置も必要なので、できる病院が限られています。
腹腔鏡の核出術では、3 泊4 日入院したケースで50 万円?60 万円程度の費用
が必要となります。保険適用が可能なのでこのうち自己負担は3 割だとして
16 万円程度となります。
開腹手術の場合、腹部にメスを入れて切開します。子宮全摘術、核出術の両
方をすることができます。子宮筋腫が大きい場合や数が多い場合などは確実
性があって安全性の高い開腹手術が行われます。
お腹を切開しないで行う手術よりも手術時間が短いことがメリットで、全摘

術で1 時間から2 時間で終わります。出血量が少なくて輸血の心配をしなく
てもいいのがメリットです。
しかし手術後の痛みが強くて、入院期間が8 日間ほどあるため、腹腔鏡手術
よりも長くなることがデメリットです。核出術では、子宮筋層を一部切開し
て筋腫をくりぬきます。
傷口を縫合して終了ですが、傷の部分が癒着して卵巣や卵管や大腸や小腸な
どがくっつくことがあります。核出術した人の7 割から8 割が癒着を起こす
ため、手術後の経過観察が大切です。
膣式手術では、お腹を切らないで膣の奥の方を切って子宮を全摘します。お
腹を切らないので手術痕が残らないことや手術後の回復が早いことがメリ
ットです。
しかし膣が狭い場合や子宮が大きい場合、子宮周囲が癒着している場合など
は膣式手術は行うことができません。出血量が少ないこともメリットです。
手術のメリットとデメリット